ストゥーパ
泰平寺×永代供養塔
泰平寺×永代供養塔
【泰平寺 × 永代供養塔】
この程、宇和島市「泰平寺」におきまして「ストゥーパ」と「釈迦如来」を用いた『永代供養塔」』を建立致しました。
皆さまは「お釈迦様」は聞かれたことがあるかと思いますが、「ストゥーパ」という言葉を初めて聞いたという方が多いと思いますので、少しストゥーパの説明をさせて頂きます。
ストゥーパとは、お釈迦様のお墓である「仏塔」のことです。漢字に音写する日本では“「卒塔婆」”と言われます。
これはインドから中国に大乗仏教が伝わると同時に、ストゥーパも伝わったと云われています。
これはインドから中国に大乗仏教が伝わると同時に、ストゥーパも伝わったと云われています。
インドの仏塔は「ストゥーパ」と「チャイティヤ」(※1)と二つに分かれ、「ストゥーパ=仏舎利」(※2)、「チャイティヤ=供養塔」という意味です。
仏教はインドで始まったものですから、それを習いますと「仏舎利塔」と「供養塔」の違いは「お骨を納めているか」という違いになります。
ところがこの違いを理解できなかった当時の中国は、中国伝統的な「魂魄」(※3)にあてはめ、「チャイティヤ」はお釈迦様の霊魂を祀る意味で「廟(びょう)」と訳され、ストゥーパは遺骨を納める「墳墓」と訳され、ここに誤解が生じました。
なぜなら本来、インドのチャイティヤには、お釈迦様の霊魂を祀る施設は現在にもありません。
話を泰平寺の永代供養塔に戻します。
星野隆信住職に写経をして頂き、ストゥーパの中に納経致しました。
釈迦如来座像(石井成観仏師作)を正面に位置し、ストゥーパを基壇の上に配置。
釈迦如来座像(石井成観仏師作)を正面に位置し、ストゥーパを基壇の上に配置。
これで泰平寺の永代供養塔の完成です。
奥ゆかしい、意味の深い、最高の仏舎利となりました。
まさに、これぞお墓。
この地の仏様として祀られてほしい、心からそう思えるお墓が、ここ泰平寺に完成したのです。
※1:チャイティヤ(供養塔)の説明もしたいですが、長くなるので割愛致します。
※2:「舎利」とはお骨のこと。
※3:魂魄の説明は本ホームページ「https://y-ishiya.com/publics/index/9/detail=1/b_id=35/r_id=20/&anchor_link=page9_35_20#page9_35_20」のリンクをご覧下さい。
※2:「舎利」とはお骨のこと。
※3:魂魄の説明は本ホームページ「https://y-ishiya.com/publics/index/9/detail=1/b_id=35/r_id=20/&anchor_link=page9_35_20#page9_35_20」のリンクをご覧下さい。
山下石材 山下武久社長より
~泰平寺永代供養塔へ込めた想い~
少子化や都会への人口流出に伴い、墓守の居なくなったお墓が増えてきた今日、ここに泰平寺永代供養塔霊廟を建立致しました。
この永代供養塔は、曹洞宗のご本尊である釈迦牟尼佛を半肉彫りで現し、霊廟の上には佛のシンボル(墓)であり日本人のお墓の原点であるストゥーパ(卒塔婆)があります。紀元一世紀頃のインドのアジャンタ洞窟寺院にあるストゥーパを模して造られました。
この永代供養塔は、曹洞宗のご本尊である釈迦牟尼佛を半肉彫りで現し、霊廟の上には佛のシンボル(墓)であり日本人のお墓の原点であるストゥーパ(卒塔婆)があります。紀元一世紀頃のインドのアジャンタ洞窟寺院にあるストゥーパを模して造られました。
お釈迦様は、人々を幸せにするためにストゥーパの礼拝を勧めています。死者の冥福と生者の幸せの為にお墓は存在するのです。
そして私たちは、親やご先祖様のお陰で存在することが出来るのです。
感謝
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